児童発達支援事業 樹・たつき(グループ空)
お子さんのペースに合わせた適切な支援を大切にしています。
発達速度には個人差がありますが、すべての子どもは同じような発達段階を踏んで成長していきます。まだ1歳前半頃の発達段階にいるお子さんに、いくら「待っててね」と言っても理解できないのは当然のことです。それを無理強いして待てるように仕向けても、お子さんの心に負担がかかり、情緒不安定になったり、問題行動を起こしたりする可能性があります。成長してからでは、問題行動の改善や社会性の獲得に、より多くの時間と労力を要する可能性があります。「樹」では幼い頃から人と人のつながりを大事にしています。大好きな人(大人)を介してお友達とつながり、社会性を身につけていきます。
① 五感をしっかり使い、豊かな感性を育みます。
太陽の光がたっぷり入る園庭で、砂場遊びや水遊びを楽しみながら、視覚や触覚を刺激しています。笑顔で話しかけスキンシップを行い視覚、聴覚、触覚を刺激し、施設内で作る手作り給食は嗅覚や味覚を刺激します。外出先では様々なものや人に出会い、視覚、聴覚、嗅覚、触覚など、多くの感覚を刺激します。
乳幼児期は、脳の基礎をしっかりと育てることが重要です。様々な素材に触れたり、自然と触れ合ったりする中で、五感を刺激するような体験をたくさん提供しています。
② リズム遊びで心身のバランスを整えます。
音楽に合わせて体を動かすことは、セロトニン神経の働きを促し、情緒の安定や集中力向上に良い影響を与えます。リズム遊びを通して、手足の協調性を育み、バランス感覚や運動能力を高めます。転倒しにくくなったり、姿勢が良くなったりする効果も期待できます。
③ 個別支援と集団活動を効果的に組み合わせることで、社会性を育みます。
安定した愛着関係を築くことは、お子さんの情緒の安定や社会性の発達に欠かせません。「樹」では、お子さん一人ひとりと丁寧に関わり、信頼関係を築くことを大切にしています。
例えば、じゃれつき遊びや絵本、歌を通して、大好きな大人との絆を育みます。そして、大好きな大人を介して、他のお子さんとの関わり方を学び、社会性を育んでいきます。
④ 保護者の方、お子さんの発達を共有し、関わり方を学びましょう。
親子参観日等で、お子さん一人ひとりの発達段階や特性を理解したり、他のお子さんとの関わりを通して、新たな一面を発見する機会を提供しています。
茶話会では保護者の方同士が子育ての悩みを共有したり、スタッフに相談したりすることで、解決のヒントを見つけ、前向きな気持ちで子育てに取り組めるようになることを目指しています。
⑤ 早寝早起き(8時入眠、6時起床)の習慣を身につけましょう。
十分な睡眠時間を確保し、成長ホルモンの分泌を促します。ぐっすり眠り、朝スッキリと目覚められる質の高い睡眠をとることで、日中の活動に必要なセロトニンの分泌が促進されます。
セロトニンは、情動の安定や衝動性のコントロールに役立つ神経伝達物質です。
⑥ 電子機器(TV・iPad・携帯など)の利用は控え、豊かな感性を育みましょう。
電子機器の過度な使用は、お子さんの睡眠不足、視力低下、注意散漫などを引き起こしたり、親子間のコミュニケーションを減少させ、言語発達に悪影響を与える可能性があるという研究結果もあります。(出典:乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です - 日本小児科学会)
「樹」では、電子機器の利用を最小限に抑え、子どもたちが人との触れ合いを通して豊かな感性を育めるよう、様々な活動に取り組んでいます。機械ではなく、人との関わりの中でコミュニケーション力を育んでいきましょう。
先日、「樹」でこんな心温まる エピソードがありました。
久しぶりに暑さが和らぎ、お散歩に出かけることになりました。ところが、年少の男の子が疲れて「歩きたくない!」と座り込んでしまいました。
そこに、最近入所したばかりの1歳児の男の子が近づき、心配そうに覗き込みました。すると、座り込んでいた男の子は、ぱっと立ち上がり、歩き始めたのです。まるで、「僕がしっかりしなきゃ!」と思ったかのように。
その後も、年下の子がいると、いつもより張り切る姿が見られるようになりました。子どもたちは、集団の中で互いに影響し合い、成長していくのだと実感した出来事でした。
親も子も一緒になって「楽しいこと」「大変だったこと」「乗り越えたこと」「支えられたこと」など、様々な体験を通して、ありのままの自分を認め、自信をつけていってほしいと思います。
そして、人間として尊重され、共に過ごす仲間としての関係を築いていきたいと思います。温かい人たちの中で見守られながら、人が大好きな子ども、自分でやろうと挑戦する子ども、仲間を認めることのできる子どもに育ってほしいと願っています。
■ 児童発達支援事業 樹・たつき
グループ空(1歳~就学前)※各市町村での申請が必要です。
■ 定員
10名
■ 利用時間等
月曜日~金曜日(祝祭日、年末年始、職員研修日を除く)
8:30~14:30(給食あり)
見学可能ですので、お気軽にお電話下さい。
NPO法人パルク 代表 TEL (0533) 93-7331
支援プログラム
事業所自己評価
令和6年度 自己評価総括表(pdf)
令和6年度 自己評価結果(pdf)
令和6年度 保護者評価集計(pdf)
令和5年度 自己評価結果(pdf)
令和5年度 保護者評価集計(pdf)
令和4年度 自己評価結果(pdf)
令和4年度 保護者評価集計(pdf)
令和3年度 自己評価結果(pdf)
令和3年度 保護者評価集計(pdf)
令和2年度 自己評価結果(pdf)
令和2年度 保護者評価集計(pdf)
令和元年度 自己評価結果(pdf)
令和元年度 保護者評価集計(pdf)
平成30年度 自己評価結果(pdf)
平成30年度 保護者評価集計(pdf)
平成29年度 自己評価結果(pdf)
平成29年度 保護者評価集計(pdf)